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ルチル=ティタニア Eno:1956 [結果へ]

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  • Lastupdate 2010-07-10 11:06
流行り病に冒され、若くしてこの世を去ったエルフの少女。

死後、ある人物により胸元に埋め込まれた黒魔晶石によって、不死者《リビングデッド・エルフ》となった。
自身の生殺与奪権を握る創造主を『御主人様』と呼び慕い、その命令には絶対服従の身であった。
彼女の望みは『束縛された生』からの解放──すなわち『死』。
しかし、創造主の命により自決することは適わず、また、創造主の魔力が持続され続ける限り滅せられることもない。
そのため、何時の日か創造主自身の手により解放されることを切に願っている。
(矛盾しているようだが)創造主以外の手で滅せられることを非常に恐れている。

ルチル=ティタニアは創造主に与えられた名。模造品だとか代替品だとかの意。
真名は既に忘却の彼方であるが、別段気にしてはいないし、それで良いと思っている。


***
ある日を境に創造主は少女の前から姿を消す。
創造主から魔力の供給が途切れてしまえば不死を維持できなくなる(=自分自身が望まぬ死)ため、創造主の不在に怯える日々を過ごしていた。
風の噂でこの島に創造主が滞在しているらしいと聞き及び、矢も盾もたまらず屋敷を飛び出した。
自らの意思で創造主に『殺して』もらう為、主を捜しては宛てもなく彷徨い続けている。
***

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